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聞き取り記憶力の研究

最近、我ながら人の話を聞いていないなぁと思うことが増えた。

その時は聞いていたつもりでも、ほとんど覚えていないのだ。「何かこんな感じのこと」というくらいで、その人が本当に言いたかったことはほとんど抜け落ちているらしい。

そりゃ、わざわざ人の言う事なんて覚えていなくても生きていけるし、生きてこれてしまったけれど、覚えていないってことは、せっかく話を聞いても何も自分のためになっていないということで、そりゃ、しょうもない方向に感化されないということはあるかもしれないが、良くも悪くも、大抵は「輪に適合できない」という悪い意味で、マイペースな性質なのである。

 

不安というのは、大抵「はっきりしなさ」から来るものだ。

はっきりとした危機感は、不安ではない。大抵の不安は、何となく不安なものである。

はっきりするってのはどういう事か。よく分からん。自分の考えをはっきり持つ、というのはよく分からない。言葉を生み続けるしかないのだろう。でもそのベースとも言えそうな記憶という領域については、少なくとも手の加えようがあるのではなかろうか。

 

自分のいわゆる「記憶力」はどうだろう?

確かに、比較的得意だった数学は記憶力が問われる分野といえるかもしれない。一度パターンを当てはめて解くことで、似たようなパターンが適合できそうなシーンでは、適切な解法が思い出される。

だが例えば、昨日何食べた?又は昨日何話した?と聞かれて思い出すのは、同じような頭の動きをするものなのか。よく分からないが、違う気がする。昨日の食事なら、視覚的な印象があるからまだ手掛かりがあるが、会話についてはもうお手上げだ。トークが苦手なのも、自分に色々な記憶は蓄積されているはずなのに、自分からは何も出てこないかのように思えてしまう。記憶があるから、人は心を持つという言葉が刺さる。

 

要は、情報のインプットの仕方を、もう少し鍛えないといけないのかもしれない。

検索を掛ければ、イライラする程の記憶力上達法が語られている。こういう時大抵、どれが正解かわからずに結局手を付けずに終わる。「音読すれば記憶できる」という知識がたまっても、大抵は、音読しない。行動に結びつかないのだ。

なので、とりあえずは、効果が薄かろうと、遠回りだろうと、何かしらの「訓練」を始めてみたい。

 

 

訓練する

ニュースを1文ずつ聞き取り、再現する。世には英語のリスニング教材は山ほど転がっているのに日本語のそれについては全然見当たらない。ラジオニュースでもいいが、聞き取れている率をより簡単に把握するためにも、軽いニュースサイトの原稿をゆっくり(音声再生ソフト)に読ませ、Wordに書き取る。それと最後に中身を理解できているかということで、そのニュースの要約(というより、全体的な理解)を書いてみる。普段ニュースをほとんど見ないし、世の流れに少しでも近づく意味も込める。

 

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2017/1/5

1ニュース目:

原文:天皇陛下の退位を実現する法整備をどう進めるか、衆議院参議院の議長が与野党の代表者から意見を聞き、議論する会議を開くことがわかった。

聞き取り:天皇の退位 衆議院参議院の 開くことが分かった。

 

原文:天皇陛下の退位をめぐり政府は、現在の天皇一代に限って退位を認める特例法案を今月召集される通常国会に提出する方針。

聞き取り:今回に限り認める 通常国会に提出する方針。

 

原文:しかし、民進党が「退位を実現するためには特例法ではなく、皇室典範を正して恒久的な制度を作るべき」との見解をまとめるなど、

聞き取り:しかし、代替法ではなく 作るべきとしている。

 

原文:法整備のあり方をめぐって、政府・与党と野党の間には意見の隔たりがある。

聞き取り:代替法を巡って 与党と野党の間には意見の隔たりがある。

 

原文:このため、衆参両院の議長は国会で審議が始まる前に各党から意見を聞き、議論する会議を開くことによって一定の合意形成を図っておく狙いがある。

聞き取り:開始前に両党の意見を聞く 合意形成を図る狙いがある。

 

原文:両議長は今月16日に会談し、与野党からどのように意見を聞くかなど、今後の会議の進め方について協議する予定。

聞き取り:両院、今後の会議の進め方について協議する予定。

 

全体的な内容:

天皇が生前退位する件について、両院で意見が割れている。特例的に法を定めるか、元の法そのものを改正するかである。国会開始前に、意見を前もって聞き、会議の進め方について協議する予定。

 

 2ニュース目:

原文:今年の日本経済について楽観的な見方が広がる中、経済3団体のトップらは、この間に、企業の統合再編などをスピードアップするべきとの考えを示した。

聞き取り:今年の経済についての楽観視が広がる中、この機に企業の事業再統合を進める べきとした。

 

原文:経団連など、経済3団体のトップらは、アメリカの景気拡大や円安によって日本経済が上向いている間に、改革を急がなくてはならないとの見方を示した。

聞き取り:経団連のトップらは、円安が進み日本経済が上向きになっている中、改革を進めなくてはならないという見方を示した。

 

原文:特に、経済同友会の小林代表幹事と日本商工会議所の三村会頭は、経営強化のために日本企業は再編を加速すべきだと強調した。

聞き取り:日本商工議会のXXは、日本企業は経営再編を進めるべきと主張した。

 

原文:経済同友会・小林代表幹事「M&A(買収など)を繰り返し、捨てるものを捨て、いいところを結合していく、この活動をもっとアクティブにやらなきゃ」

聞き取り:日本経友会「M&Aにより、捨てるところは捨て、もっとアクティブにしなきゃ」

 

原文:日本商工会議所・三村会頭「日本の会社では統合・再編があまりにも少ない、不安定さを解消するための手段をどれだけとれるのかと。これが民間企業としての与えられた責務だと思いますね」

聞き取り:日本商工議会「これが日本の企業に与えられた責務だと思いますね」

 

原文:また、経団連の榊原会長は、日本はIOTや人工知能を活用したスマート社会の実現を優先的に進めるべきとの考えを示した。

聞き取り:経団連は「日本はXXやITを用いて べき」との考え方を示した。

 

原文:そして、そのためにも政府に規制改革のスピードをあげるよう求めた。

聞き取り:そして、政府に規制改革のスピードを上げるよう求めた。

 

全体的な内容:

日本経済に対する楽観視が広がる中、日本経済界のトップ三人が考えを述べた。日本企業はこの機に組織再編による改革を進めるべき。良いところは得て、捨てるところは捨てる。ITやAIの導入をさらに推し進めるべきという意見を述べた。

 

 

アカン。

間違いとまでは行かない要約はできそうに思う。しかし、聞き取れている内容の何とふわっとしたことか。本当は、どの立場の人が言ったかということは重要なはずだが、そこは全く自分の頭は抽出できなかった。一文を聞いた瞬間には抽出できても、要約しようと思ったときにはほとんど頭に残っていない。それでも立ち止まる暇もないし、立ち止まらせてくれないのが諸行無常の響きなりという感じ。

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一文一文止めてこのクオリティなのだから、実生活レベルの聞き取り精度は本当に低い。きっとキャッチーな単語しか残っていない。

 

このスキルなのか能力なのかは伸ばせるものなんだろうかね。進捗があれば、または進捗が見られないことがはっきりしたら、皆さんにも報告したいと思います。

 

参考:日テレNews24http://www.ntv.co.jp/pda/news/main.html

   棒読みちゃんhttp://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/