たつみ27歳、なぜ人材系の会社に転職したのか

新卒採用の季節ですね。

 

わたしの頃はといえば、
不格好なスーツを着込んでシューカツをしていた最中も、
内定がやっと来た~終わった~っつって就職活動が終わった段階にきても、
典型的な「やりたいことがはっきりしない」大学生でした。

 

でも今はある程度はっきりしています。ありがたいことに。

 

なので、「社会で生きていける自信ねぇ~やりたいことなんかねぇよ~食って寝て推しに貢ぎてぇよ~」という人向けに、不安にならんくてもええよ楽に生きようぜっていうメッセージを書こうかなと思います。

メッセージっつってもたぶん自分語りよ。
あ~そんな人もいるのね、みたいな。
対岸の火事みたいな感じで見てくれればと思います。

言葉の使い方あってる?違うよね

 

大学に入ったあと。

紆余曲折を経て建築学科に進みましたが、
極端な言い方をすると「一生これをやっていこう!」と言えるほどの興味を建築分野に持てず、新卒では200名程度の規模の中小ITコンサルティング企業に入社しました。

 

「コンサル」なんてさぁ、口下手な自分の"対極"に位置する人々でしょ、
と思っていたので就活開始時には全く視野に入れていませんでしたが、
まぁ、この辺りは巡りあわせです。
自分が「向いていない」と思っていても、会社が「向いている」と思って採用したのだから、そこに乗ったろうと。

 

もちろん「会社に入ってこういうことをやっていきたい!」という熱意みたいものはなく、「じゃけん若いんだから初めのうちはスキルをつけましょうね~」くらいの、誰目線だよって形で自分自身を説得し、4/1を迎えました。

説得はされやすい方なので、催眠術とかは結構効く方なんだと思います。
入社初日、集合場所に向かう足取りではポケモンRSの"すてられぶね"のBGMがずっと脳内で流れていたことを覚えています。

 

 

まぁ、そんなこんなで、ITをメインに扱う会社です。
システム開発プロジェクトの開発チームに配属されたり(自社でプログラミング)、
自社の新卒採用に配属されたり、
商社のシステム入れ替えプロジェクトに配属されたり(お客さん先に常駐)。

 

合同企業説明会のプレゼンに魅力がないと上司に切り捨てられたりとか、
入れてはいけない表現をパンフレットに刷って、あやうく数百万の損害出しそうになったときとか、
逆にいいこともあって、
先輩社員より偉くなってミーティングを進行できるようになったりとか

最初はエミヤオルタみたいでめちゃ怖かったお客さんに認められて単価がアップしたりとか…

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そんなこんなで5年が経ち、仕事の中でいろいろなことを感じる余裕が出てきました。

(途中、2回転職を踏み切ろうとしたんだけどね。色々あって抑え込みました)


最初のころは不慣れなことをやるストレスやらが怖くて、自分を守ることに精いっぱいだった気がします。
平日は無心にパソコンに向かって、呼ばれた会議に出て、休みの日は一日ゲーセンで鍵盤を叩いて。
なるべく余計なことを考えたり感じたりしないようにしよう…なんてATフィールドが血管を張り巡らされていた気がします。

砂時計のように時間の粒が細かく細かく細かく落ちていくにつれて、スーツのローテーションが何週もした後、ようやく感情を持つ余裕が出てきたという感じです。

 

新卒採用では、自分と同じように「やりたいこともなく彷徨っている」学生がたくさんいることへのもどかしさを色濃く感じたり。
そしてお客さん先の商社では、後継者を育てたいイケイケの管理職と、厳しい新卒採用をくぐってきたのに魂が抜けていると言わざるを得ない若手社員のギャップとかを感じたり…

 

そういった、(会社)と(社員)の心の距離を目の当たりにすると、なんとも言えない気持ちになるわけですね。

だとしても自分にできることなんてないんですけれども、

抗ってみたい気持ちはあるわけです。

 

 

日常に何となく身が入らないのであれば、何かを変える必要がある!ってのが偉い人の話です。
時間配分を変える。住む場所を変える。付き合う人を変える。
手っ取り早いのが転職でしょう、と。

 

ITは確かに必要不可欠な技術ですが、極論を言えば、時間の使い方を変える手段でしかないと理解をしています(極論だなぁと思いつつ)。
慎重に切らねばならない「転職」というカードを、もっとわかりやすく、誰もが手を伸ばせば届く手段にしていこう、
この課題をどうにか攻略したいなぁということが、今の私の「やりたいこと」です。
27歳の私が出した暫定的な答えです。


まぁ、そいつは1年前の私の話なので、今はもう少し進展もあるのですが。いったん置いておきます。


なので、結論!

やりたいことなくても、いつの間にか出来ていたりする!
「どうにかならんのかなぁこれ」という自分にとっての「課題」に気づいたので、私は「仕事」に気づくことができました!

でもさぁ、いいよ。そんなんなくても。
やってて嫌じゃないこと、居て嫌じゃない空間を探すことも、ひとつの理にかなった答えなのではないでしょうか、と思います。
「イキイキ仕事をしている」人が偉いわけじゃないんだからさ。
選択しなかったって後悔を持たないように生きていければ、自分を嫌いにならなくて済む人生ならば、十分精神衛生にいいと思います。

 

 

※仕事柄、転職したい人にたくさん会っているので、新卒中途問わず、困ったらマシュマロください。

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