2017年総集編
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
◆去年のスタートを振り返る
思えば去年は、割とグダグダな一年だった。一年の目標を決めていなかった事が大きい。理由は簡単で、年賀状づくりにうつつを抜かして居たからである。 「受け取り手を募集する→33人が挙手している画像を送ってくる後輩が現れる→その人に33枚送る」という後先考えないボケに舵を切ってしまった。
この時、何気に初めてちゃんとペンタブを使った。年1くらいでしか腰を据えて描けないので、右肩上がりで上達できるよう今年も頑張りたい。 この年は酉年だったので、安易にことりちゃんを描いた。 夢にカバ夫君が出てきて、「僕は南ことりちゃんに弄ばれたいなぁ〜」とか言っていたので、天啓と言っていいのかもしれない。
◆音楽活動を振り返る
-ライブ出演-
1)BABYMETAL(2/19 レギュラーライブ) Road of resistance(イントロのみ)/ドキドキ☆モーニング/紅月/メギツネ/ギミチョコ
2)オリジナル曲オムニバス(3/13 OBライブ)
3)アニソンオムニバス(3/13 OBライブ) motto☆派手にね!/Cagayake!girls/Rally go round/旅の途中/恋は混沌の隷也/ドリドリ
4)back number(7/2 OBライブ/8月結婚式二次会) 高嶺の花子さん/半透明人間/わたがし/花束/そのドレスちょっと待った
5)カシオペア(12/29 年忘れライブ) asayake/mode to start/eyes of the mind
珍しく全部に語る点がある。
1)BABYMETALは久々のC棟ライブだったので、張り切って暴れた。本家よろしく、バックバンドは全員修行僧よろしく白装束で演奏したのだが、女性陣から「乳首が透けている」という厳しいご意見を頂く結果となった。夜の営みを予定していなくても、男ならいつでも人に見せられる乳首をキープしておくべきだ。自分の口から出ているセリフとは思えない。
2)オリ曲は今更ながら初挑戦であり、人生の学びに終わりはない事を感じた。
3)アニソンは卒業以来久々の挑戦だった。やりたい曲、やり残した曲ばかりを滑り込ませる事ができ、成仏にまた一歩近づいた。いや、ちょっと待って。まだまだ若い子とアニソンがやりたい(煩悩)。
4)back numberは結婚式二次会で披露させて頂いた。人生でやりたいことベスト100に入る経験をクリアできた。人の幸せを彩る一助となり、誇らしく思う。完全に味をしめた。また機会があればやりたいし、なんならGLAYのずっと二人で…とかを歌い出しかねない。結婚式での利用、タダでできるらしいし。
5)年忘れライブは、大袈裟に言うとメジャーリーグへの挑戦だった。大袈裟である。 普段一緒に組んでいるお仲間が遠方に居られ、ライブに参加できないとのことで、その代打としてお声掛け頂いた次第である。先方は38男の皆様である。親父の頼みは断れない。娘さんを僕に(紹介して)下さいぐらい言えばよかったな。 バンド練のアフターで一体どんなものをご馳走して下さるのだろう…料亭か…!?と期待していた(単に失礼)が、頂いたのはサンドイッチとお菓子だった。暖かい。
カシオペアは7,80年代に隆盛を極めたフュージョン系バンドだ。フュージョンに馴染みのない人も、T-squareのTRUTHを聞けばF1を想起するだろう。カッコいいインスト系楽曲である。ボーカルで曲を覚える自分としては鬼門だったが、ギターやサックスがだいぶ分かりやすくソロで暴れてくれるので、どうにか覚えられた。 年に5バンド出演できたので、社会人になって以降年々活動機会は増えている事になる。学生の頃にある種「戻ってきた」感覚もある。頻度としては丁度いい。頭を抱える事なく、常に何かしらの曲が頭上を掠めているくらいが丁度いいのだ。
-ライブ参戦-
(5月パスピエ/6月9mm)
いずれも座席でのスタンディングライブだった。これはこれで胸熱だが、やはり、遠い。もっと舞台に近づきたい。滝さんと一緒に転げ回りたい。
-叩いてみた撮影-
(COOLISH WALK/ススメ→トゥモロウ/tulip/はなまるぴっぴはよいこだけ)
マイクを立てないから音質は今ひとつだし、一つでも失敗したら撮り直しで難しいのだが、とりあえず動画公開への流れが分かったのは大変大きい。この分野で有名になりたい欲とかは今の所ないが、たまにやるには丁度いい。それにしてもこの俺、ノリノリである。
◆旅行、イベントを振り返る
4/2 花見
9月 沖縄旅行
10/29 日光日帰り旅行
11/3,4 星を見る旅
11/18 ゴルフ
特筆すべきは後半の二つだろう。一ヶ月に二回松本城へ行った。 星を見る旅では、長野県は車で行くべきところでは無いことを身をもって学んだ(ごめん)。あと、晴れていれば星が観れるとは限らないことも身をもって学んだ(月が眩しすぎた)。やはり、時折自然に帰りたくなる。今年もたまには自然に帰りたいなぁ。 ゴルフ旅行では、若干無理してラウンドを回った。事前練習としてゴルフ練習場は4件くらい行ったが、わざわざ新浦安からバスを乗り継いで地の果てみたいな所へ行くよりも、秋葉のヨドバシ屋上に行った方が何気にコスパが良い。レッスンを結局受けずに本番を迎え、随分と攻撃的なショットも炸裂させてしまったが、誰も傷つけずにラウンドを終えられて良かった。 ゴルフを終えた我々は、長野観光に繰り出し、蕎麦を食べ、間欠泉間欠泉諏訪湖間欠泉センターに行った。入場は無料。しかも諏訪湖を一望しながらタダで足湯に浸かる事ができる。ただただひたすらに体温を奪われる結果となった。2時間に一回、間欠泉が湧き上がるというので、胸を踊らせ鎖の外で待機するも、出てきたのは人の身長程度の噴水。なんともエモいじゃないか。
◆ボーナスが楽しみすぎてマーボーナスを作った話
9月。愛すべき茅場町を去り、浦安市民となった。気が大きくなる季節柄か、何と2tトラックを借りて自力で(とはいえ家族の手を最終的には借りざるを得なかったが)引っ越しをした。大事なものを得て、大事なものを失った。詳細は言えないが、俺の背中を見て感じて欲しい。一つ言えるのは、あまりオススメは出来ない、という事だ。
引っ越しの前後で一番大きな変化は、キッチンが若干広くなったことだ。凄い。これで、電熱線コンロを塞ぐための謎の自作木箱を使う必要も無い。二ヶ月分の敷金が戻り、ボーナスも入るということで、封印していた調理法「揚げ」を解禁した。一人用のランチョンマットも謎に買った。俺はもう無敵だ。あとは、もう、マーボーナスを食べに来てくれる人の訪れを待つのみだ。
◆情け無用組手を繰り返した話
去年は街コンにハマった。覚えている限り、9回は行った。うち5件マッチングが成立し、1人には一回会ったきり疎遠になり、2人にはLINE未読無視を通され、1人には合コンを持ちかけられ、1人には普通に振られた。俺くらいの実力だとそんなしょっぱい感じになる。リアルすぎる結果に書きながら引いている。今年は良縁に恵まれるよう期待したい。街コン1本足打法にはするまい。
皆様に有用な事があるとしたら、約束は会ったその場で取らないとすぐ疎遠になるということ、有楽町は男のレベルが高いということだ。これから組み手に挑む人は参考にして欲しい。
ただし、一発で素敵な出会いを遂げる人も居ることを忘れてはならない。日本では10分に1回ぐらい街コンが開催されている。誇張ではなく、本当にそれくらい行われているのだ。
◆で?
今年の目標を決めていなかった。
・転職するかしないかを決める
・人に明るく接する
・肌力(はだりょく)を上げる の3本です。
ここに書けないのが残念だが2月には自主制作演劇公演もあるので、近頃趣味ゾーンは非常に充実している。それだけではなく、1人でできる趣味はこれでもかというほど充実していることに気づくのだ。
今年は今まで以上に外に出て、人と広く仲良くなりたいし、それ以上に濃く仲良くなりたいと思っている。孔子も「善く人と交わる、久しくしてこれを敬す」とか言ってたらしいじゃないか。
人への敬意を忘れずに、人間力を上げていきたい。
バンド活動で振り返る大学生活
いつも悩むのは、ドラム始めて何年ですか、という質問。
小学校の頃に地元の友人Uの家でやったドンキーコンガなのかもしれないし、塾が始まる前にダイエーで太鼓の達人ばっかりやってた寂しい中学生時代だったのかもしれないし、図書館に行くふりをして大学受験期にゲーセン通い時代だった頃にやってたDrummaniaなのかもしれない。当時は裏拍のバスドラムが脱初心者の壁だった、と思う。風呂場とかでもめっちゃ練習した。TERRAのREVOLUTIONのADV譜面ばっかりやってた。
大学受験が終わり、ようやくアニメ視聴を解禁できた。そこで久々に辿りついたアニメが、高3の頃めちゃくちゃ流行っていたものの、横目で気になり続けっぱなしだった「けいおん!」だった。めちゃくちゃに感動した俺は、大学では音楽をやろうと決めた。バンド初心者でも入れるサークルに引き寄せられたのは、自然な流れだったかもしれない。
今の大学1年生にけいおんの話をすると、古典扱いされてあんまり反応が芳しくない。いやマジで。確かに、そのころ彼らは小学生なのだ。シャーマンキングとか犬夜叉とかそういう感覚なんだ。さすがに年を取った。
そんな憂鬱はともかく、ちゃんと自分のやってきたものを振り返ってなかった気がする(振り返ったこともあったかもしれないけどそれは、えーと、忘れた)。ので今回はホワイトデー特別号として、大学入学から7年間のバンド活動をある程度辿ってみようかと思います。
長いです。
2010年度(1年生)
①新入生バンド@五月祭(誘惑 / Tomorrow Never Knows)
初ライブでしかも野外と聞いて、曲がりなりにも一番努力したバンドかもしれない。高校の頃も、リヴァイアサンという意味不明なあだ名で呼ばれていたが、メンバー紹介で「ドラムの、ジャイアン!!」と呼ばれたときの衝撃は忘れられない。そこかよ。
この年でレギュラーに呼んでもらえました。恐悦至極です。Road of Ressistance(BPM200)はゴリラ度が不足しておりできませんでした。精進します。
64_アニメロOBライブ!~2017TOKYO~@2017春OBOGライブ(motto☆派手にね!/Cagayake girls/rally go round/旅の途中/恋は渾沌の隷也/ドリドリ)
アニソンがやりたくてしょうがない年頃だったので我儘全開でバンド組みました。これにより自分の実力不足を感じる羽目になりましたが、本当に、自分のやりたいことを一緒にやってくれる人がいるっていうのは幸せなことです。
65_KGP(輝けぐさ女プロジェクト)@2017春OBOGライブ
ハッピーダンス/正義の味方も楽じゃ無い/今を/ヒカル・ステージ/旅立つ
聞き取り記憶力の研究
最近、我ながら人の話を聞いていないなぁと思うことが増えた。
その時は聞いていたつもりでも、ほとんど覚えていないのだ。「何かこんな感じのこと」というくらいで、その人が本当に言いたかったことはほとんど抜け落ちているらしい。
そりゃ、わざわざ人の言う事なんて覚えていなくても生きていけるし、生きてこれてしまったけれど、覚えていないってことは、せっかく話を聞いても何も自分のためになっていないということで、そりゃ、しょうもない方向に感化されないということはあるかもしれないが、良くも悪くも、大抵は「輪に適合できない」という悪い意味で、マイペースな性質なのである。
不安というのは、大抵「はっきりしなさ」から来るものだ。
はっきりとした危機感は、不安ではない。大抵の不安は、何となく不安なものである。
はっきりするってのはどういう事か。よく分からん。自分の考えをはっきり持つ、というのはよく分からない。言葉を生み続けるしかないのだろう。でもそのベースとも言えそうな記憶という領域については、少なくとも手の加えようがあるのではなかろうか。
自分のいわゆる「記憶力」はどうだろう?
確かに、比較的得意だった数学は記憶力が問われる分野といえるかもしれない。一度パターンを当てはめて解くことで、似たようなパターンが適合できそうなシーンでは、適切な解法が思い出される。
だが例えば、昨日何食べた?又は昨日何話した?と聞かれて思い出すのは、同じような頭の動きをするものなのか。よく分からないが、違う気がする。昨日の食事なら、視覚的な印象があるからまだ手掛かりがあるが、会話についてはもうお手上げだ。トークが苦手なのも、自分に色々な記憶は蓄積されているはずなのに、自分からは何も出てこないかのように思えてしまう。記憶があるから、人は心を持つという言葉が刺さる。
要は、情報のインプットの仕方を、もう少し鍛えないといけないのかもしれない。
検索を掛ければ、イライラする程の記憶力上達法が語られている。こういう時大抵、どれが正解かわからずに結局手を付けずに終わる。「音読すれば記憶できる」という知識がたまっても、大抵は、音読しない。行動に結びつかないのだ。
なので、とりあえずは、効果が薄かろうと、遠回りだろうと、何かしらの「訓練」を始めてみたい。
訓練する
ニュースを1文ずつ聞き取り、再現する。世には英語のリスニング教材は山ほど転がっているのに日本語のそれについては全然見当たらない。ラジオニュースでもいいが、聞き取れている率をより簡単に把握するためにも、軽いニュースサイトの原稿をゆっくり(音声再生ソフト)に読ませ、Wordに書き取る。それと最後に中身を理解できているかということで、そのニュースの要約(というより、全体的な理解)を書いてみる。普段ニュースをほとんど見ないし、世の流れに少しでも近づく意味も込める。
2017/1/5
1ニュース目:
原文:天皇陛下の退位を実現する法整備をどう進めるか、衆議院と参議院の議長が与野党の代表者から意見を聞き、議論する会議を開くことがわかった。
聞き取り:天皇の退位 衆議院と参議院の 開くことが分かった。
原文:天皇陛下の退位をめぐり政府は、現在の天皇一代に限って退位を認める特例法案を今月召集される通常国会に提出する方針。
聞き取り:今回に限り認める 通常国会に提出する方針。
原文:しかし、民進党が「退位を実現するためには特例法ではなく、皇室典範を正して恒久的な制度を作るべき」との見解をまとめるなど、
聞き取り:しかし、代替法ではなく 作るべきとしている。
原文:法整備のあり方をめぐって、政府・与党と野党の間には意見の隔たりがある。
聞き取り:代替法を巡って 与党と野党の間には意見の隔たりがある。
原文:このため、衆参両院の議長は国会で審議が始まる前に各党から意見を聞き、議論する会議を開くことによって一定の合意形成を図っておく狙いがある。
聞き取り:開始前に両党の意見を聞く 合意形成を図る狙いがある。
原文:両議長は今月16日に会談し、与野党からどのように意見を聞くかなど、今後の会議の進め方について協議する予定。
聞き取り:両院、今後の会議の進め方について協議する予定。
全体的な内容:
天皇が生前退位する件について、両院で意見が割れている。特例的に法を定めるか、元の法そのものを改正するかである。国会開始前に、意見を前もって聞き、会議の進め方について協議する予定。
2ニュース目:
原文:今年の日本経済について楽観的な見方が広がる中、経済3団体のトップらは、この間に、企業の統合再編などをスピードアップするべきとの考えを示した。
聞き取り:今年の経済についての楽観視が広がる中、この機に企業の事業再統合を進める べきとした。
原文:経団連など、経済3団体のトップらは、アメリカの景気拡大や円安によって日本経済が上向いている間に、改革を急がなくてはならないとの見方を示した。
聞き取り:経団連のトップらは、円安が進み日本経済が上向きになっている中、改革を進めなくてはならないという見方を示した。
原文:特に、経済同友会の小林代表幹事と日本商工会議所の三村会頭は、経営強化のために日本企業は再編を加速すべきだと強調した。
聞き取り:日本商工議会のXXは、日本企業は経営再編を進めるべきと主張した。
原文:経済同友会・小林代表幹事「M&A(買収など)を繰り返し、捨てるものを捨て、いいところを結合していく、この活動をもっとアクティブにやらなきゃ」
聞き取り:日本経友会「M&Aにより、捨てるところは捨て、もっとアクティブにしなきゃ」
原文:日本商工会議所・三村会頭「日本の会社では統合・再編があまりにも少ない、不安定さを解消するための手段をどれだけとれるのかと。これが民間企業としての与えられた責務だと思いますね」
聞き取り:日本商工議会「これが日本の企業に与えられた責務だと思いますね」
原文:また、経団連の榊原会長は、日本はIOTや人工知能を活用したスマート社会の実現を優先的に進めるべきとの考えを示した。
聞き取り:経団連は「日本はXXやITを用いて べき」との考え方を示した。
原文:そして、そのためにも政府に規制改革のスピードをあげるよう求めた。
聞き取り:そして、政府に規制改革のスピードを上げるよう求めた。
全体的な内容:
日本経済に対する楽観視が広がる中、日本経済界のトップ三人が考えを述べた。日本企業はこの機に組織再編による改革を進めるべき。良いところは得て、捨てるところは捨てる。ITやAIの導入をさらに推し進めるべきという意見を述べた。
アカン。
間違いとまでは行かない要約はできそうに思う。しかし、聞き取れている内容の何とふわっとしたことか。本当は、どの立場の人が言ったかということは重要なはずだが、そこは全く自分の頭は抽出できなかった。一文を聞いた瞬間には抽出できても、要約しようと思ったときにはほとんど頭に残っていない。それでも立ち止まる暇もないし、立ち止まらせてくれないのが諸行無常の響きなりという感じ。
一文一文止めてこのクオリティなのだから、実生活レベルの聞き取り精度は本当に低い。きっとキャッチーな単語しか残っていない。
このスキルなのか能力なのかは伸ばせるものなんだろうかね。進捗があれば、または進捗が見られないことがはっきりしたら、皆さんにも報告したいと思います。
参考:日テレNews24…http://www.ntv.co.jp/pda/news/main.html
棒読みちゃん…http://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
5月の終わり、日曜日の夜
大阪に住んでいた頃、マンションから程近くのセブンイレブンによくお世話になっていた。何かを買うたびに「愛した〜〜〜〜」と言うレジのおじさん。何かを買うたびに俺を愛してくれたおじさん。何故か過去形だとかはどうでもいい。あれは「ありがとうございました」と言っていたのではなく、社会で生きることに疲れた人々に無償の愛を振りまいてくれていたのだと信じたい。おじさんのことは敬意を込めて「ラブ・マシーン」と呼んでいた。心の中で。
そう、すき家か豚骨ラーメンかセブンイレブンという鬼の3択を強いられていたため、慣れないブログを作ってまで自炊を始めたあの頃から、もう2年近く経つらしい。
近頃ブログが書けないのは、あんまりギャグ的な事に出会えないということが大きい。人ごみに流されて変わっていく私をあなたは時々遠くで叱ってくれるわけでもなく、無理矢理思い出ストックをかき回して、小学校の頃の想い出を蒸し返すくらいしかないらしい。別に上手いこと言えてない。
…昔からあまり口達者では無かったので、身体を張るタイプの笑いを得意としていたあの頃。通学路の踏み切りで電車が通り過ぎたところを、前に乗り出しすぎていたために、上がってくる遮断機でアゴを思いっきり打つという爆笑のギャグを思いついてしまった俺は早速実践。
思った以上の遮断機の威力に、俺は力なく後ろに転倒。「何で前に乗り出したん?」と、ギャグどころか本気の心配をされてしまった。ホントだよ。何で乗り出したんだよ。本気で痛かったよ。あの親しみやすい遮断機ですら我々の思っている以上に高い攻撃力を持っているらしい。
ここから得るべき教訓は、【人は簡単に死ぬ】ということです。
…最近整体が熱い。
大阪に居た頃から3ヶ月に1回くらい行っていたが、何かめちゃくちゃ痛いので効いている気になる(あまり効果は自覚できないけど)。今ではなるべく週1ペースで行きたいくらいの勢いです。
だけれど、行くたびに「首が悪いせいで下半身にも来てる」とか「背中が張ってるせいで全身に来てる」とか「脚の付け根が悪いせいで腰に来てる」とか「下半身が悪いせいで腰や首にまで来てる」とか言われてイヤ結局何やねん全部悪い言うとくれ。
前行った時に担当してくれたのが新人っぽいお姉さんで、「あ、あの、今日はよろし、よろしくお願いします」という感じだったので大丈夫かなという感じだったのだが、すごい圧で首のコリをゴリゴリされたので、ごめんなさい許してという感じでした。全然大丈夫じゃなかった。
ここから得るべき教訓は、【人は簡単に死ぬ】ということです。
…家付近は飲み屋ばかりなのですが、酒を飲むとテンションがガタ落ちしがちなことを自覚しているので、休日終わりに無駄にテンションを下げることはしまいと、少し自転車を漕いで夕食にありつく事が増えました。COREDO日本橋というビルの5Fのエスニック料理屋さん。久しく辛い料理を頼んでいなかった気がするので、軽い気持ちでスープカレーを注文。美味しいので軽い気持ちで食べ進めてしまったのが運の尽き、この料理、かなり遅効性の辛さを発揮してくるタイプでした。薬か毒以外で「遅効性」という言葉を使うことになるとは思いませんでした。結局、途中からは水をおかずにライスを食べるという謎の図式になり、口の中をズタボロにしながら、悲しくも休み明けを待つことになりました。
ここから得るべき教訓は、【人は簡単に死ぬ】ということです。
…会社への入社も2年前、大学入学も6年前、高校入学も9年前…と、これ以上追いたく無いくらいに老いてしまったようですが、自分の心持ちは、気持ちは、根っこの部分は、驚くほど変わっていない、ように思えてしまいます。
そんな風な共感ができてしまう人は、いつまで自分に能力があると錯覚しているんだ?と、自分に問い直す必要があるのかもしれません。人格は簡単に死なないとか、なんとか。
ならば、結局自分は何をしたい人間なのか?何に「なりたい」を聞いたら、きっと幸せになりたいとかしか、そんな感じのヌルい願望だけが返ってくるんだと思います。だから、何をしたいのか。直球勝負で、真っ向から挑む年にしたい。
行き当たりばったりだからこそ、今を大切にしたいんです。
最近の活動(2016年冬号)
社会人二年目も終わりが近づきつつあります。この一年間はずっと採用担当として、「人を知ること」「自分を知ること」に悩み、自分の求心力の無さ、空っぽさに随分と絶望する年となりました。
自分の中身を埋めていくものは、自分が何をしているか、してきたかという事実だけで量れるものではないとは学びつつも、休みの日に趣味の一つもないのはなあ、と近頃ますます思うわけです。
趣味というのは、休みの日に目覚めて、歯磨きか朝食かの感覚が如く、「とりあえずこれやるか」というのが理想だと最近思うわけです。
要するに、そんな趣味をする体質になりてぇ、というのが今日の趣旨です。
まずは、去年「最近の活動(2015年冬号)」で言っていたものの現状から。
・生ハム、ソーセージの会
・アジアっぽい料理の会
・だし巻き卵の会
・ポテトサラダの会
これらは統合され、「おいしいもの食べる会」に昇格しました。活動予定です。
俺のフレンチ・イタリアンとか行ったりしました。
・音楽周辺
エレドラを後輩に譲ってもらいました。実家に鎮座しています。とりあえず松崎しげる(ギター)を部屋に取り寄せてしばらくは練習に励みたいです。
あと最近思うのはピアノやりたいってこと。大掛かりなグランドピアノではなくてエレクトーンでもピアニカでも何でもいいんだけど、この年から始めるとなったら何から着手したらいいのかな?教えて偉い人。
ちなみにビブラスラップ買ってません。
・ダーツ
これも随分ご無沙汰です。家にダーツ盤を買おうか検討中ですが、うるさくなるかが心配。
・お絵かき
ついに60色色鉛筆とか買ってしまいました。道具だけやたらと揃っていくという趣味あるあるですね。次にペンタブとか買ってたら察してください。フォトショとイラレも最近は月額で手に入れられるんですね。
・ゴルフ
会社帰りに打ちっぱなしに1回行ったきりです。球はまっすぐ飛びそうな感じ?とりあえず、ゴルフにかかるお金がウン十万だと知って軽く絶望しているところですが、まずは親に道具を譲ってもらえるか交渉して、1回はラウンドを回ってみたいと思う今日この頃。
・歌うこと
アカペラやりたい。
・ビリヤード/ボウリング/音ゲ/ねんぷち手作り/アクアリウム/キャンドルづくり/チーズづくり/漬物づくり/資格
進捗ナシです。資格ぐらいやれよって感じですがびっくりする程「「無」」です。
以降、趣味候補となりうるもの。
・水泳
小学校の頃は割とずっとやっていたが、今や50m泳いだだけで死にそうになるし、筋トレの一環というよりは何かの予防というか、運動不足解消というか、持久力強化というか、そんなスタンスで臨んだ方がいいのかもしれない。東京は区民向けのスポーツセンター的なものが結構充実しているみたいです。
・サイクリング/ドライブ
これもね、自分の中で旅行とかが結構な趣味度を得られればいいんだと思う。アルファロメオの自転車とかもう名前だけで欲しくなるじゃんね。しかし車なんて停める場所も無いし買うまでは行かないし、自転車も本気で始めると相当だろうし、前カゴ付きの通勤用買っちゃったし、運動という観点では優先度は下がりそうです。
・バッティングセンター
守備が昔から絶望的に苦手なので誰かにやってほしいのですが、打つのは好きです(無責任)。コスパは悪いけど、楽だし、ほとんど動いてないけど何故か運動した気になれるし。
・ガーデニング/植物/盆栽
色々な前提を覆してしまうようですが、自分のタイミングで世話とかできるものがいいですね。昔からたまごっちもすぐ死なせてしまうタイプでした。やるなら室内で小規模にやりたいです。水やりが要らないやつとかあるみたいですが、遊星からの物体Xみたいなフォルムでなければ、やってみたいとも思います。
まあでもどうせやるならハーブとかそこそこ「植物」って感じのやつで(?)
・レジンアクセサリづくり
・紅茶/コーヒー/ラテアート
どうやら根っこが女子なのでこういうのもやりたいです。ラテアートとかは意外と敷居も低そうなイメージなので是非にやってみたい。レジンは作っても身に着けるわけにもいかんしどうしようかという感じです。
その他としてルービックキューブとかペン回しとか再燃させるのもアリかなという感じ。
いかがでしたでしょうか。恐らく、いかがもクソもない感じだと思います。
書いていて思うのは、ふと思い立った時に何かができる手段を持っておくことと、あとはそもそもふと何かを思い立って動いてしまう事だと思いました。
趣味とかこだわりは、細部に宿ると言います。即ち細部にまでこだわってしまうほどの、手放しでのめりこむ感覚、人はそこから矜持を感じ、誇りを感じ、美を感じるのだと思います。
それはきっと、誰かから評価されるだとか、そんな自分をアピールするだというところとは別の領域にあるもので、それを得たいがためだとしても、まずは何かに手放しにのめりこむ必要があるんだと、今の自分に足りないのは、そこへの思い切りだと思いました。純粋さとも言います。
案外、趣味への望み方か何かで、人を量ることはできてしまうのかもしれません。
何をするかは二の次として、まずは目の前の何かに正対できる人になろうと思いました。今年こそはやるぞ~とか来年は言わないようにしたい。以上。
【第1回】おいしいもの食べる会・会報【俺のフレンチ・イタリアン】
表題の件につきまして、下記のとおりご報告させていただきます。
おいしいもの食べる会は、いつかどこかも忘れた昔に、何番煎じかもわからぬまま思い付きで発足した会です。
大阪にて一人暮らしをしていたころは、一人で居酒屋に行って料理を注文しては、その量の多さにキレそうになりつつも、居酒屋は多人数で来ることが前提となっているという当たり前の事実に気づき、悲しい気分になるという不毛な日々でした。
東京に戻り、俺たちは未だ東京の食を謳歌できていないことに気づきます。それもこれも全部、大学の頃の慢性的な金欠が諸悪の根源なのですが、そろそろいい歳にもなりつつある今日この頃、ドヤ顔で人を案内できるような店を知っておきたい、
そんなこんなでとりあえず決行した第一回、とりあえずここだろということで決まったのが、
『俺のフレンチ・イタリアン AKASAKA』
あまりにマイナーな所へ行って大コケして次回以降孤独のグルメになるのも悲しいので、ほどほどに大ハズレにはならないだろというチョイス。
11/1(日) 14:00
ネットからの予約が死ぬほど手軽だったのでお客がいるんですか?と心配でしたが、その不安を跳ね除けるくらいの満員。流行からはだいぶ経っている気がしますが、まだまだ現役なようです。
ふぐのカルパッチョ
「フランス料理店」的なところに行ったことがないというかフランス料理とイタリア料理の違いなんて「『ジェラート』がイタリア語で『ソルベ』がフランス語」というミジンコ程度の役にも立たなさそうな知識を持つのみですが、一品目はまずカルパッチョだろうという直観を頼りに注文。
どうでもいいですが、笑福亭鶴瓶がフランスでデビューしたら「笑福亭ソルベ」とかにするんでしょうか。
あとは何というか、カルパッチョと聞くと、いつかの「回転ずし全メニュー制覇企画」の悪夢がよみがえってくるのは置いておいて、
結論としてはワンランク上の贅沢ができる大人になりたいという感じでした。
ふぐ刺しの何か透明っぽいやつ(イメージ)
夢と現実が交差して新しい物語が始まりそうですが、
こんな感じで中身の無いメニュー紹介がこの後も続きます。
次は生ハムです。
「生ハム」という単語を見たらとりあえず反射的に頼んでおこうという、パブロフの犬もびっくりの脳筋っぷりです。
パック詰めしたら普通にスーパーの精肉コーナーに居そうなノリですね。
ここで「肉のカーテンや~~↑↑」とか大はしゃぎしても可笑しくなさそうですが、前日日帰りで大阪出張に行き、疲れはアンデス山脈級。土嚢みたいな顔をしている中では、はしゃぎ様がありませんでした。
(参考:土嚢)
さて、この辺でどんなトークをしたか微塵も思い出せないくらいの元気の無さだったのでそろそろメイン的な何かです。
たぶんスプラトゥーンの話とかしてた気がします(アバウト)。
厳選和牛のタリアータ
どっちの料理ショーとかに出てきそうなネーミングセンスを感じますが、とりあえずたぶん高い肉なんだと思います。やわらかくておいしい。付け合わせか何なのか分からないのですが、下に敷いてあるクレソンを大量摂取したところ苦すぎて泣きそうになってましたが、疲れで感情を顔に出すことすらできませんでした。
シャーベットとかガトーショコラとかがやたらデカい。
ここには書いてませんが、ピザとか魚料理とかも頼みました。
あとドリンクの種類が多いです!特に甘めのお酒が多い。サングリアとかアメリカンレモネードとかりんごソーダとか頼んだ気がする。
総じて思いますがコスパはやはり良いようです。割と高そうなものも食べて飲みましたが、3000~4000円/人ぐらい。
次の行き先は未定ですが会員募集中です。全額は無理ですが後輩にはおごるかもしれませんですわよ。
あと次は「スプラトゥーンの話をしたこと」と「店員さん3回ぐらい呼んだけど気付いてくれなかったこと」以外のことも覚えておける程度には元気な状態で臨みたいと思います。
以上
真面目に振り返る「無関心」と「聞くこと」
話し下手な人は、聞き下手なんだと思う。
私もなかなかの話し下手だ。3人以上になると特に。話し下手というか、話し始め下手だ。話し始める習慣がないので、わざわざそうするのが面倒くさい感覚だ。「慣性の法則」は物理法則だけの話ではないのかもしれない。動かない人は、外部から力を与えられない限り、動かない状態を続けようとする。
最近思うのは、人は他人の話を聞いていない、ということだ。「そういう人もいる」レベルではない。
「本当に全員そうなのではないか」レベルだ。
コミュニケーションは成立してしまう。何かを聞いたら、「わかった事」にしてしまう。今後自分が行動すべきことが発生したなら、自分のメモリ(短期記憶)に残しておいて、メモ帳に単語を残して、そこで終わる。メモリは消去される。
そうでもない雑談ならば、感覚的に「面白かった感」「ぼやけた映像」が残り、言葉やら意味やらは絶えず消えていく。
とある魔術の禁書目録という作品を読んで、完全記憶能力とかカッコイイよなぁとか思ったものだが、そんなに気持ちのいいものでは無いはずだ。今スマホを打つ指の動きも、認識してしまったら覚えてしまうのだから、流石に面倒くさい。 「忘れること」も記憶力の一つらしい。
が、それにしても、忘れすぎである。
どんな話したの?と聞かれてもあまり思い出せない。会話はそこで「完結」してしまっているからだ。
ありとあらゆることを聞き流していたら、それは自分の中に何も残らないし、生みだしようもないはずだ。
人はどこかのタイミングで、「自分は話し下手なのでは?」と思う。
だから聞き上手になろう、だとか、能力を特化させようとする。
しかしそうではなくて、そもそも自分は聞き下手なのではないかと思うところから始める必要がある。 ようやく、私はそう思うようになった。
人の話を聞いていると、例えば何かを思い出すことがある。そこから何か自分の思い出を連想する。その間喋っている人のことは聞いていないし、そもそも相手のどんな言葉がきっかけでこの連想が始まったのか思い出せない。
または、人の情報について何も思えないこともある。「今日初めて行ったパン屋、おいしかったよ」と言われても、そうなんだ、とか、今度行こうかな、とか、それくらいしか沸かない。
まあ、それでもいいといえばそれでもいいのだが、頭は動いていないことは確かだ。
人の記憶は感情に結びついていると、最近切に感じる。
ここでいう感情というのは感情の波のことだ。なんとなく満ち足りている、という時は色々なものがぼやけている。「平和」ではあるが、それはダラけきった平和だ。人はそれを幸せと呼ぶのかもしれない。だからこそ、幸せは忘れられていく。
人に興味が無い人は、一瞬の疑問を、一瞬で抑制していく。それを繰り返して、感情が薄い人は、きっとどんどん薄くなっていく。
人は人の言葉を学べない。書物から、文字から学ぼうとする。
文字を見て、頭の中で反芻して、また文字を見て、書いてみたりもして、ようやくその原理を理解する。納得する。
しかし人の雑談には(意見の主張っぽいものですら)原理もクソもない。大抵は意味もない。納得のしようがない。もっと知りたいとも思えず、単に興味が持てない。
それでいて、自分は愛されたいだとか、興味を持たれたいだとか、虫のいい事を言ってしまう。
コミュ障だとか、話し下手だとか嘆くならば、まず人の話を聞け。
本気で聞けば、その人の歴史を感じ取る事ができる。自分もきっと何かを思い出せる。何かを「思うことができる」。そんな気がする。
自分は弱くたって構わない。忘れる事も諦める事も簡単だと思う。
それでも何かが悔しくて仕方が無いなら、自分を奮い立たせることでしか、人は前に進めない。